デートコスト指数
DATE COST INDEX
定番デート1回(映画2枚+カフェ2杯+ディナー2人前+電車往復2人分)の東京標準コストを時系列で追い、 東京最低時給での労働時間に換算する独自指数。家計FGI・東京生存指数が「生存・必需品」軸だったのに対し、 本指数は初の「ハレ消費」軸。額面は上がっても、稼ぐ時間で見ると軽くなったのか——を読む。
額面は¥7,460と1990年比+41%に膨らんだが、最低時給1,226円で6.1時間労働。過去最軽を更新。「デート代は上がった。でも稼ぐ時間で見れば軽くなった」=賃金優位の物語。
標準デート vs プレミアム(ディズニー)デート
同じ最低時給・同じ手法で測っても、稼ぐ時間(労働h)は真逆に動く。 緑=軽くなった(賃金優位)、 朱=重くなった(賃金劣位)。
日常の小さなハレ(映画デート)は民主化し、 特別な大きなハレ(ディズニー)は贅沢品化した。 TDL1日券が¥4,400→¥10,900と2.5倍に跳ね、賃金の伸び(約2.2倍)を上回ったのが反転の正体。
2026年 標準デートの内訳
1990–2026 労働時間の推移
標準デート(緑)は9.6h→6.1hと一貫して軽くなり「賃金優位」。 一方プレミアム(朱)は17.8h→19hと2010年を底に反転し「賃金劣位」。 同じ手法・同じ最低時給で測っても、日常デートとテーマパークで真逆の絵が出る。
5年スナップショット
| 年 | 最低時給 | 標準 総額 | 標準 労働h ↘ | プレミアム 総額 | プレミアム 労働h ↗ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1990 | ¥548 | ¥5,280 | 9.6h | ¥9,780 | 17.8h |
| 2000 | ¥703 | ¥5,780 | 8.2h | ¥12,080 | 17.2h |
| 2010 | ¥821 | ¥6,012 | 7.3h | ¥13,512 | 16.5h |
| 2020 | ¥1,013 | ¥6,582 | 6.5h | ¥17,582 | 17.4h |
| 2026 | ¥1,226 | ¥7,460 | 6.1h | ¥23,260 | 19h |
どう計算しているか
合成式
標準[year] = MOVIE×2 + STARBUCKS×2
+ RAMEN×2 + YAMANOTE×4
プレミアム[year] = DISNEY×2 + STARBUCKS×2
+ YAMANOTE×4
LaborHours = 総額 / 東京最低時給[year]
各銘柄価格 = その年に最も近い一次データ点
(線形補間しない) 既存5銘柄のみで構成し、追加取材ゼロ。対象年に銘柄データが無い場合は補間で中間値を作らず、 「最も近い一次データ年の実値」を代用して採用年を明記する(採用年が対象年とズレる要素には「※」)。
データ年ズレ(補間なしの証跡)
- 標準 1990 カフェ ×2: 1990年当時スタバは日本未進出。最古の一次データ(1996年 ¥250)を参考値として代用(補間なし)
- プレミアム 1990 カフェ ×2: 1990年当時スタバは日本未進出。最古の一次データ(1996年 ¥250)を参考値として代用(補間なし)
- そのほか映画・ラーメン・山手線・TDL も年によっては最寄り年(例: 2010列の映画は2014年の一次データ)を代用。各要素テーブルの「採用データ」列に実際の採用 date を表示。
東京最低時給の出典
- 1990年 ¥548 / 2000年 ¥703 / 2010年 ¥821(暦年・FY2010発効値)/ 2020年 ¥1,013 / 2026年 ¥1,226: 厚生労働省 地域別最低賃金 (一次確認: 東京都最低賃金 年次統計/東京の最低賃金の推移)
- ※ 東京生存指数と同一の暦年定義(共有定数)を使用。両指数で同じ年の時給は一致する。
注意書き
「デート」は定番の消費行動を時系列で読むための題材であり、 恋愛指南・婚活煽り・投資判断ではない。価格はすべて推計(confidence: estimated 主体)で、 個別の実支出を保証するものではない。設計変更時はバージョン番号を上げる(現行: v1.0-2026)。
デートコスト指数で使った銘柄
ねだんチャートの独自指数を横断する
相対水温(センチメント)・絶対値(実額)・労働時間の多軸で日本の暮らしを読む、ここにしかないデータ。